コラム

フリーアナウンサー 倉島麻帆のコラム

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しゃべりの本質

腹式呼吸や発声方法がいくら大切と言っても、一番大事なのは『しゃべりは“心”』です。

想いの入ったあなた本来のしゃべりであれば、それでOKなのです。 声や話し方に気を取られるあまり、自分のハートがこもったしゃべりが出来なければ、意味がありません。

「てにをは」や言葉の間違いも気にせず、まずは熱意を持って、自分の本音を出し、話してみることです。そうすれば自然に感情が入り、抑揚も付いて表現豊かになります。

そのためのテクニックが『イメージして話す』ということです。 私も番組の前には「放送を通して、皆さんが楽しんで癒されますように」と 多くの方が、聴いて(見て)喜んでいる姿をイメージしています。

話す内容も『映像が思い浮かぶように話す』ことが大切です。 これを「ピクチャートーク(心に絵を描く)」というのですが、 イメージしたことを話すと、伝わるのですね。
(人間は、一日に得る情報の83%を目から取り入れる“目の動物”であるからです。)

朗読も、いきなり声に出して練習するのではなく、最初は黙読して作品内容を心の中いっぱいにふくらませます。 歌を歌う時も一緒で、歌詞をイメージし情感をこめた歌が、多くの人の心に響く歌なのです。

元ミスユニバース日本代表で現在は写真家の、織作峰子さんが言っていたのですが、 写真を撮る時、自分の仕事は“いかにその人の気持ちを盛り上げるお手伝いをするか”ということ。

例えば、女優さんを撮る時「綺麗ですね。」と声をかけると、ますます美しくなるのだそうです。 つまり、“私は綺麗”と思う心の中が、外側にも現れるのです。

(ちなみに私も写真を撮るとき、好きな人を思い浮かべたり、“私は世界一きれい”と思うようになってから、写真うつりが格段に良くなりました。お試し下さい☆)

番組の時も「私は世界一上手い」と思って話すようにしています。 いかに思い込むか、気持ちよく自分を出せるかが重要です。

営業もそうですよね。「これ本当は良くない商品なんだけど…」と思っている商材を、自信を持ってお薦めすることが出来ますか?無意識の内に声に力が入らなくなってしまいますし、相手にも分かってしまいます。

売れる営業マンになるのも“自己イメージを高める”ことが大切です。 「俺(私)ってダメ営業マン…と思っていたら、その通りにしかなりません。

いくら「こうなりたい!」という目標や理想を掲げても、心の奥底で自分に自信がなかったら、現実もその通りになります。

心理学では、この表面的な気持ちを“顕在意識”、心の奥底を“潜在意識”と言っています。 よく、海に浮かぶ氷山の絵を見たことがあると思います。 海面から出ているわずかな氷の部分が顕在意識、海面下に隠れて見えない大部分が潜在意識。

その比率は3対97で、圧倒的に潜在意識の方が大きいのです。 それだけ、心の中でも思い込んで話すことが大切なのですね。

いかがでしたか?あなたの心は…必ず声に乗るのです。

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