コラム

パーソナルカラーコンサルタント 井口博美のコラム

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「色」 に惑わされてはいませんか?

私たちは普段の生活のいろんな場面で、実に様々な「色」の影響を受けています。普段はあまり意識していませんが、周りの人たちに影響を与えているのは、毎日なにげなく選んで、着ている洋服です。

たとえばネクタイ選びもビジネスシーンでの大切なキーポイントというのは、コラム1【「似合う色」 考えたことありますか?】でご案内したとおりです。

それぞれの色が持つ効果や性質は日常生活だけでなく、ビジネスにおいても大きな力を発揮しています。たとえば、企業の商品戦略や広告にも実に巧妙に、かつ戦略的に活用されています。 商品パッケージの色ひとつで、ヒットする、しないというエピソードも耳にしますよね。

今回は、色の効果・性質をよく理解していただく事例として、オフィス環境や商業店舗での色彩の役割について、ご紹介していきます。

たとえば、「グレイ」はオフィスカラーとなっていることも多いですね。机や椅子、オフィス機器類、オフィス家具によく使われています。

グレイ・黒系の色が多いオフィス

しかし実は「グレイ」には、人の気持ちを抑え込ませてしまう性質があります。「グレイ」に囲まれた環境では、自分の主張や気持ちを強く出すことなく、まじめに一生懸命仕事をこなすことになります。

過去の「高度成長時代」では、そうした仕事の作業効率を追求した職場づくりが主流でした。個性を出さずにひたすら働く「オフィスワーカー」の時代であったといえます。

しかし、最近ではオフィス環境もずいぶんカラフルになりました。コミュニケーションを大切にしたり、パーソナルな空間を確保したりと、最近のオフィスは様変わりしています。

明るい色の物が多いオフィス

一度、みなさんのオフィス環境の色使いに注意を向けてみましょう。同僚や部下がいつもイライラしていませんか?あなたの会社の会議室ではスムーズに会議が進んでいますか?

たとえば、真っ白い壁は、清潔感がありさわやかですが、緊張する色であり、ストレスを感じさせる性質もあります。暖かみのあるアイボリーやベージュに変えることで、そのオフィスで長時間過ごすスタッフの心に穏やかさをもたらす効果があったそうです。

壁の色を変えるのはなかなか難しいかもしれませんが、机や椅子の色を変えるだけで、観葉植物などの緑を増やすだけで、職場のスタッフの心が安定し、モチベーションにも変化が起こることがあるそうです。

さらに、色の持つ効果は、心理的に温度差を感じたり時間差を感じたりすることもあると報告されています。壁が暖かみを感じる暖色系の部屋と、冷たさを感じる寒色系の部屋では、心理的温度差は3度あると言われています。

さらに、時間の感覚にも大きく影響することが実証されています。暖色系の部屋では時間の流れを早く感じます。客の回転率を上げようという狙いからファーストフード店や飲食店では暖色系を用いています。

反対に寒色系の部屋では時間の流れを遅く感じます。1時間を40分程度にしか感じられないというデータも出ています。オフィスや勉強部屋など、集中して物事に取り組みたいところでは、寒色系の方がふさわしいといえます。

このように、色は人の心や体にさまざまな影響を与えています。こうした色の効果や性質を良くつかんでいただくことで、「色彩」の効果を応援団にして、あらゆるシーンでの目標達成・問題解決に役立てていただければ幸いです。

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