好印象を与える挨拶のテクニック
[目次]
1. 挨拶は得意ですか?
2. 挨拶の基礎知識
3. 距離感を考えよう
1. 挨拶は得意ですか?
このように聞かれて
「はい!得意中の得意です!!」
と答える人は少ないと思います。なぜなら、挨拶は人間関係の基本であると同時に、あまりにも生活の中に浸透しすぎていて、真剣に考える機会があまりないからです。
とはいえ、こんな挨拶をされたらどのように思うでしょうか?
「(小さな声で首を突き出しながら) どうも」
「(人を小ばかにしたように) ちぃーす」
元気の無い学生によくみられる挨拶です。一般的な社会人なら、このような挨拶をする人はいないでしょう。
それでは元気が良く、大きな声ならどうでしょうか?
「はざまーす」
「あざーす」
???
何を言っているのかわかりませんね(汗)。
正解はこちらでした。
「おはようございます」
「ありがとうございます」
どちらも口をしっかり開かず、母音や伸ばす音をまったく意識していないために、言葉が省略されてしまったために、聞き取りにくい挨拶になっています。
私がかつて所属していた劇団四季では「台本に書かれた日本語の美しさ・言葉の意味を観客にしっかりと伝える」ことを第一目標としていました。先ほどのような挨拶をして、契約解除になった人がいるくらいです。
あなたはクビになるかもしれない、という緊張感を持って挨拶をしたことがありますか?
挨拶は人間関係の基本です。第一印象を大きく左右します。
“いい加減な人間“というレッテルを貼られないように、初心に戻って、もう一度挨拶について真剣に考えてみるのはいかがでしょうか?
2. 挨拶の基礎知識
あなたは上司と社内ですれ違うとき、どのように挨拶していますか?
「時間がもったいないので、合理的に歩きながら」
と答えた方、要注意です。実は複数の動作(歩く・挨拶を交わす・お辞儀をする)を一度に行うことはマナー違反です。
マナーの基本とは、相手に対する“敬意“です。きちんと立ち止まり、挨拶の言葉を述べてから、丁寧にお辞儀をする。これができれば、あなたの誠意ある人柄と、相手を大切に思う心がしっかりと伝わります。
立ち止まることでロスする時間など、たかが数秒に過ぎません。しかし、この数秒で得られる信頼は非常に大きなものとなるでしょう。あなたはどちらを選びますか?
ちなみにビジネスシーンで使われるお辞儀は次の3種類です。
「それぐらい知っているよ!」
という方も、この機会にぜひとも復習してみましょう。
会釈
一般的には、初対面の相手、普段よく会う人との挨拶に使われます。
目線を足元から2〜3m先に落とし、上体を15度くらい傾けます。
敬礼
相手が目上の方や、上位の場合に使います。敬意を表現するもので、披露宴の送り出しなどにも使用されます。視線を1.5mほど先に落とし、上体は30度ほど傾けます。
最敬礼
お客様の送迎や、お礼、お詫びなどに使われます。状態を45度傾け、ゆっくり3秒数えるとよいでしょう。
どの場合も、背筋をまっすぐに保ち、足の付け根から折り曲げる感覚で行うと、美しいお辞儀となります。
またお辞儀の前後で視線を合わせることが、より丁寧な印象を与えるコツです。笑顔も忘れないようにしましょう(お詫びのときは例外ですよ!)。
日本のビジネスマナー研修では、名刺の受け渡しの“作法”にばかり目が行きがちです。
姿勢や笑顔、握手の仕方など、言葉や作法以前に好印象を与えるチャンスが潜んでいることを覚えておくとよいでしょう。
3. 距離感を考えよう
さらにもうひとつ覚えておきたいのが“距離感”です。
以前、立食パーティーの席で挨拶を交わしたときに、くっつきそうなほど近い距離に近寄ってこられた経験があります。
その方にとっては好意の表れだったのかもしれませんが、身体が触れるほどの距離感は初対面においてはNGです!
挨拶における適切な距離は、おおよそ1.2mであることを覚えておきましょう。
ちなみに名刺交換の際にはもう少し近寄っても構いません。
ビジネスシーンで好印象を与える挨拶について、覚えていただけたでしょうか?
ポイントは3つです。
(1)丁寧な発音とハリのある声
(2)複数の動作を一度に行わない(一回一動作)
(3)姿勢・表情・距離感を大切に
ぜひとも試してみてくださいね。
次回は先ほども少々触れた、パーティーにおける立ち居振る舞いのテクニックです。
コンパやデートにも応用できますよ。お楽しみに!



